【コラム】下北沢MOSAiC 森本真一郎 「吹けば飛ぶよな男だが 第一回」

こんにちは。
下北沢MOSAiCの森本です。

この度コラムを書かせて頂くことになりました。
あんまり力み過ぎず、気楽に書いていければと思ってます!

ライブハウスを中心とした音楽メディアVOM!なので、ちゃんとライブハウスのことを書きます!

さて先日、名古屋のpostmanのリリースツアー企画がMOSAiCであって、そこにRABUTORAというバンドがトリ前に出演してて、とっても意外というか新鮮でした。

postmanってまだ二十歳そこそこの若いバンドですが、RABUTORAはキャリアの長い実力派バンド。
どちらもMOSAiCにはよく出演してくれていて、とってもいいバンド同士ですが、箱ブッキングでもまず発想しないこの対バンがちょっと良かったわけですよ。

ブッキングの面白さっていろいろあります。

だけど日々いろんなバンドをブッキングする我々からすると、何となく無難な路線を選びがちということがあります。

つまり、

「このバンドとこのバンドは世代も近いし、立ち位置もなんとなく近いし、お客さんも納得しそうやし、コケることはまず無さそう」

というような、守りに入ってしまうブッキングが少なくもない。

でも本来ライブハウス側の人間として、大事にしないといけないのは、

”知らないもの同士かも知れないけど、とってもいいバンドやから共演してほしい”

みたいな発想で、

なおかつお客さんに対しても

”だまされたと思ってとにかく見てみて!”

という意識なんやと思う。

これねー、忘れがち。
でもとても大切なことなんやと思う。

バンドといろいろ話してると、

”あ、このバンドの音楽のルーツはここなんだ”

というのが見えてくる。

”それならこのバンドと対バンってアリかも”

となる。

そこをビビらず実現して行かなくちゃいけない。

そして我々が、もっともっと音楽を勉強して、幅を広く持たないといけない。

しかしライブハウスって素敵な音楽を提供する側ですが、当然ビジネスでもあるわけですから、単に好みだけでやってても成り立たない。

これもむずい。

”俺のブッキングはいい音楽奏でてるやつしか出ないよ”

というのはカッコいいけど、それを365日やってたらお客さんが来なくて大変なことになる可能性もある。

なのですべてはバランスなんやと思う。

良い音楽とか良いバンドって、人それぞれ感覚が違うけど、私が思うに

”良い音楽と人気は比例しない”

と思う。

ライブハウスで働くようになってそう思った。

これも変な話ですが、

”良いものよりも、有名なものが好き”

という日本人独特のあの感じがライブハウスにもあるのかも知れない。

難しい話である。

とにかくどちらかに偏ってしまってはダメ。
バランスが大事ななんだと思う。

なんというか、たぶんライブハウスの店長とか責任のある立場の人は、きっと一度はみんな思ったことあるんじゃないでしょうか?

終わり。

▶プロフィール
森本真一郎(もりもとしんいちろう)
下北沢ライブハウスMOSAiC 店長
1978年10月7日生まれ B型
兵庫県出身 関西育ち