【特集】下北沢ライブハウス5店舗の若手ブッカーによる新たなチャレンジ

【メンバー】はじめちゃん(mona records) かたしょ(BASEMENTBAR) 有馬(CLB251) 金子(DaisyBar) 梅澤(近松)

3月13日に下北沢の新たなサーキットイベント『NEW LINK!』が開催される。
本イベントは、mona recordsのはじめちゃん、BASEMENT BARのかたしょ、CLUB251の有馬、DaisyBarの金子、近松の梅澤の平均年齢25歳の若手ブッカー5名が主催。別々のライブハウスで働く新世代が力を合わせ、下北沢で新たな音楽シーンを作り始めた。
バンドやライブハウスへの純粋な想いから生まれた『ライブハウスの垣根を超え、新たに繋がるサーキットイベント』について語ってもらった。

[インタビュー・編集:佐々木拓也 撮影:児玉駿介]

街のイメージの中に『音楽』が入ってるから何かやるのにやりやすいですよね(有馬)

ーーまずは、NEW LINK! 開催の経緯を教えて下さい。

はじめちゃん:最初はBASEMENTBARとmona recordsで往来できるイベントを一緒にやりたいって話をしてました。でも、せっかくならもうちょっと巻き込んでサーキットイベントにしようってなって。

かたしょ:ちょうど同年代で乗ってくれそうな人に声かけました。

ーーもともと仲良かったんですか?

有馬:BASEMENTBARのこっけさんが繋げてくれたのもあったんですが、みんなの存在はなんとなく知ってました。

ーー東京だと下北沢、新宿、渋谷がライブハウスの多い地域ですが、下北沢特有のものは感じますか?

はじめちゃん:新宿と渋谷に比べると下北沢は敷居が低いというか、バンド側からしたら出てみようってなりやすいかな。

かたしょ:僕はもともと新宿JAMでイベントやってたんですけど、出身が岩手のど田舎なので新宿と渋谷は息苦しいというか、苦手です。イベントやってた当時は群馬に住んでたので、終電で帰れるからから新宿でイベントやってたけど(笑)。下北沢の方が風通しが良いし、街に密着して何かやれる。

有馬:下北沢と言えば、音楽とか芝居とか古着っていうイメージが強いですよね。街のイメージの中に『音楽』が入ってるから何かやるのにやりやすいですよね。

ーー下北沢はサーキットイベントが多いですが、他のイベントは意識してますか?

かたしょ:敵対意識みたいのはないけど、ライブハウスの人が動かしてるサーキットイベントっていうのは頭の中にあります。

有馬:そこが違いだと思います。ライブハウスのブッキングがそのまま制作としてやってるので、どこか主催が1個あって、という感じではないから。

はじめちゃん:チケット代も安くて平日ブッキングの延長線上にあるような感じです。

ーー平日ブッキングの延長ということは頻繁にやっていくのでしょうか?

金子:そうですね。それも話しているところです。

かたしょ:他のサーキットって年1回開催が多いけど、『NEW LINK!』は年に数回やれたらなっていうのはある。次回も見据えつつ動いてます。

若手でまだ注目されてなくても良いバンドであれば出したい(金子)

ーー5名でブッキングしたということで、自分が見たことないバンドも出演するかと思います。特に気になっているバンドはいますか?

有馬:俺はTeenager Kick Assがみたい。友達がべた褒めしてて「ああいう音楽やりたかった」って言ってたからすごい気になる。

かたしょ:俺は自分でブッキングしてるけどペトラザって言いたい(笑)。

一同:(笑)。

かたしょ:ペトラザは見て欲しいですね。この日どういうライブするか気になる。

梅澤:俺はNo Busesが気になる。近松に呼んでみたいと思ってたし、若手で気になってはいた。バンド名をアクモンの曲名から取ったっていうのもね。アクモン大好だから。

はじめちゃん:時速36kmは最近よく名前聞くし、若いよね。ライブ観てみたい。

金子:時速36kmとSUPはかなりバンドとして若いね。SUPはまだ結成して半年ぐらいだよね。

有馬:SUPも気になるな。

金子:俺はAbsolute areaが気になる。彼らも19歳だよね。この中だとBALLOND’OR 、paionia、羊文学とかが力あって実績あるバンドもいながら、そういう若手でまだ注目されてなくても良いバンドであれば出したいなっていうのは他のサーキットイベントとは違う所だね。

ーーたしかに他のサーキットイベントだと時速36km、SUPはまだ名前が挙がらないかもしれないですね。

一同:まーいない(笑)。

はじめちゃん:「サーキットイベント出ない?」って聞いたら「出たいっす!」みたいな。

梅澤:「出るのが夢っす!」ぐらいのテンション感だと思うので(笑)。

ーーイベントのトリは羊文学とペトラザですね。

はじめちゃん:最後どういう感じのライブを見たいか選べるように系統は分けました。

かたしょ:最後の最後にペトラザは絶対に面白い(笑)。

はじめちゃん:ドリンク出るよ(笑)。

ーータイムテーブルで一番こだわった部分はどこですか?

かたしょ:ペトラザをトリにするかしないか(笑)。

一同:(笑)。

はじめちゃん:それはまあ最終段階ではあったけど(笑)。

かたしょ:あと普段出てるところじゃなくてここに出たら面白いかなとか。それこそ新しい繋がりになるようなことを意識しながらやれたかな。

はじめちゃん:あと最初からお客さんいっぱい来て欲しいから見所を散らすというか。

梅澤:お客さんの層も考えながらね。

金子:お客さんがみたいバンドをできるだけ見られるように、横のラインを考えたり、いろんなバンド見てほしいって思うからそこも調整しますね。普段一緒にやらないバンドを見る機会になって、「このバンドにはこのバンド見て欲しいな」というこっちの勝手な思いですけど、そういうのも考えながら組みました。

有馬:バンドマンもちゃんと回ってほしいタイムテーブルになってます。そういうブッカーとしてのライブハウス目線の意思もタイムテーブルに入ってる。そういうところは一味違うのかなと。

かたしょ:いっぱい見てくれたら嬉しいね。いっぱい好きになってくれたら嬉しい。