【特集】エレポップの伝道師「武井麻里子」インタビュー


エレクトロポップシンガー「武井麻里子」。
2ヶ月に1度のペースでエレクトロポップ系アーティスト、総勢15組が出演する大型フェス『エレ日。』を開催。

元々バンドのフロントマンだったという彼女が、どのようにしてエレクトロミュージックに出会い、自身の武器にしたのか。

今回は、シンガーとしてだけではなく、イベントプロデューサーとしても活躍を見せる、武井麻里子に『エレ日。』開催に至った経緯から今後の展望まで、じっくりと話を聞いた。

[インタビュー・編集:仲尾静輝 撮影:マチダナオ]

「毎回絶対ソールドアウトにする」というよりは、新しいことをどんどんやっていきたい。


—最初に『エレ日。』を開催しようと思ったきっかけは?

私自身がエレクトロミュージックのソロシンガーとして活動していて、エレクトロメインのライブイベントがほとんどなくて、「いっそのこと自分自身でイベントを企画しよう」と思って開催しました。

ーー『エレ日。』のブッキングはどのように行っていますか?

音楽好きのお客さんや音楽ライター、アイドルライターの方達のツイッターも見たりしています。自分でも検索するのですが、そういう方達って早耳の方が多いので、まだ知らないアーティストをいち早く発見できたりします。
出演オファーはメールを送ってお誘いさせてもらったり、ライブ会場に足を運んでお誘いをすることもあります。全く繋がりのないアーティストにもダメ元で連絡してみたりしていて、そういう中で返信がこなかったりした時は、精神的に辛いですね(笑)。

ーーイベントを企画するにあたって大事にしていることは?

集客や動員ももちろん大事なんですが、バラエティに富んだ内容で挑んでみたり、毎回内容に変化が出るように意識しています。またイベント当日は、ご出演いただくアーティストのケアも大事にしています。

ーー初開催から3年が経ちましたが、開催当初との意識の変化はありますか?

良くも悪くも変わってないです。これからもやりたいと思ったことをどんどん取り入れて、回を積み重ねていきたいですね。

ーー次回で16回目の開催となる『エレ日。』ですが、ソールドアウトが続いていることによるキャパの拡大など、この先のことはどう考えていますか?

「もっと大きなところでやりなよ」と色んな方に言われるのですが、私はそういうことは全く考えていなくて、同じ場所で積み重ねる価値というのがあると思っています。「エレ日といえばMOSAiCだよね」というイメージを根付かせることが、私にとって大切です。

ゆくゆくはアイドルの運営もやりたいと思っているので、今はまだ注目されていない若手の女の子と関わっていきたい。

ーーマネージャーをつけずに活動している理由は?

バンドで活動をしていた頃は事務所にも所属していたのですが、マネージャーを通すとその分出演オファーなどの連絡などが遅れてしまうので、そこはデメリットに感じていました。
『エレ日。』は出演して欲しいと感じたタイミングですぐにお声がけしているので、「旬なアーティストに早く注目してる」と感じてもらえています。
フリーの活動はやっぱり大変ですが、でも自分のやりたいことを100%で再現できるのでそこはメリットに感じています。

ーー自分自身で音楽事務所を作ろうと考えることはありますか?

今の活動もしつつプロデュース活動を始めるにあたっては、事務所やレーベルを作りたいと思っています。
所属のアーティストを『エレ日。』で売り出して行けたらと思っているので、エレ日をしっかり育てていきたいです。ゆくゆくはアイドルの運営もやりたいと思っているので、今はまだ注目されていない若手の女の子と関わっていきたいですね。

ーー最後に、今後の目標を教えてください。

武井麻里子主催ということよりも『エレ日。』というイベントを、もっと認知してもらえるようにしていきたいです。推しのアーティストが出演するから見に行くのではなく「エレ日だから行く」と思ってもらえるイベントに成長させていきたいです。

▶イベント情報
武井麻里子 presents『エレ日。vol.16』
【日程】2019年11月24日
【会場】東京 下北沢MOSAiC
【出演】武井麻里子 / 白羽 / femme fatale / エレクトリックリボン / RAY / ポポロコネクト / エレファンク庭 / MIC RAW RUGA(laboratory) / ALLI / 回せ!グルーヴ開発部 / KAQRIYOTERROR / APOKALIPPPS / 塚本 舞(まいぷに)

▶関連リンク
武井麻里子 HP